DART (Deep-ocean Assessment and Reporting of Tsunamis)データについて

DART (Deep-ocean Assessment and Reporting of Tsunamis)は, NOAA (National Oceanic and Atmospheric Administraion's) PMEL (Pacific Marine Environmental Laboratory)が構築した海底水圧計ネットワーク.. NDBC (National Data Buoy Center)ウェブサイトから必要な観測点をクリックし,期間を入力すれば水圧(水深)データが得られる. 最新の観測点位置などのメタデータは,このページで確認できる. 古い観測点(例えば,55015)は,2006年からデータが提供されている観測点もある.

通常は,15分毎のデータ(7カラム目が1)が提供されている.トリガがかかると,1分もしくは15秒サンプルのデータが提供される. 図は,2016年3月2日12時49分48秒(UTC)にスマトラ島沖で発生した M7.8の地震時のインド洋の観測点23401の記録. 平常時は青点の15分間隔のデータが記録されており, 何かイベントが発生すると,遡って1分間隔(緑腺)のデータが提供される.もっと変化が激しい時間帯は15秒間隔のデータ(赤)が提供される.