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トンガ諸島付近における大噴火に伴う
防災科研の海域観測網(S-net, DONET)で観測された水圧変動

2022年1月15日13時(日本時間)ごろ、トンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山で大規模噴火が発生し (気象庁)、 同日20時過ぎから、S-netとDONETの全観測点で潮位変化が観測された(下図)。 沖合のS-netとDONETの観測点では最大10数㎝程度(片振幅)で、初動部分よりも後続部分で大きい。 すべての観測点で、初動は潮位の上昇を記録した。 なお、水圧変動は継続中である(1月16日14時現在)。

沖合の海底水圧計データを取り扱う上での留意事項についてはこちら(気象庁)をご参照ください。

海域観測網で観測されたトンガ諸島付近の大噴火に伴う水圧変動データ

S-net及びDONET全観測点の水圧計波形。

図は、120秒から1800秒のバンドパスフィルターを適用した水圧波形を、北から示したものである。 水圧変動の振幅は,1度のメモリが20hPa(約20cm)に相当。
日本到達付近の12時間(S-netのみ) 1月15日から1週間(S-netのみ)
日本到達付近の12時間(DONETのみ、東から描画) 1月15日から1週間(DONETのみ、東から描画)

各図は、当該日24時間に、120秒から1800秒のバンドパスフィルターを適用した水圧波形を、北から示したものである。 水圧変動の振幅は,1度のメモリが20hPa(約20cm)に相当。



日本到達付近の12時間 1月15日から1週間